免許費用は合宿と通学どっちがお得?
自動車免許を取得する方法は2種類あり、近所の教習所に通いながら免許取得を目指す通学免許と、一定期間宿泊施設に泊まりながら免許取得を目指す合宿免許です。
通学免許に比べ合宿免許は短期間での免許取得ができるというメリットが知られていますが、金額的にはどうなのでしょう?短い期間で取得できるため高額になる?それとも短期間で取得できつつも安くなる?
ここでは合宿免許と通学免許のどちらが金銭的にお得なのか、そのメリットとデメリットを含め紹介します。
金額的にお得なのは圧倒的に合宿免許
合宿免許は通学免許に比べて大幅に免許取得費用が安くなります。
ほとんどの合宿免許がパック料金を設定しています。このパック料金には教習代だけでなく、宿泊費や食事代、合宿地までの交通費も含まれていますが、それでも通学免許に比べて安い金額設定になっています。
地方は若者の人数が少なく、これから免許取得をしようという人も当然少なくなっています。そのため、地方の教習所は利用者が少ないため経営が悪化しているのです。このため料金を下げてでも免許取得に来てもらいたい。そのため低価格のパック料金を設定して合宿免許を行っているのです。
合宿免許の費用相場
通学免許は取得までに25万円〜35万円かかると言われています。それでは合宿免許はどれぐらいの費用で免許取得が可能なのでしょうか。
合宿免許の相場は一般的に20万円〜25万円になります。インターネットで調べると20万円以下の合宿免許もありますが、安いものには必ず理由があります。
宿泊施設を大部屋にしたり、食事のコストダウンなどにより低価格を打ち出している教習所が多くなりますので、安さだけで選ぶと、免許取得までの期間が苦痛な時間になりかねません。
合宿免許を選ぶ場合には、必ず宿泊環境についても調べてから選ぶようにしてください。
合宿免許が金額的にお得にならないケース
相場だけを考えれば、合宿免許のほうが圧倒的に金額的にお得なのですが、実はいつも合宿免許のほうがお得なわけではありません。
それは合宿免許の料金が常に変動していることにあります。夏休みや春休みのような長期休暇時は合宿免許の料金は上がりやすく、特に社会人になる前に免許の取得しておきたい人が増える春休前は合宿免許の料金が30万円を超えることもあります。
また、合宿期間中はアルバイトを休む必要があるため、この期間の収入がなくなりますからトータルで考えたときに、通学免許のほうがお得なケースも出てくるのです。
このようにタイミングを間違えると合宿免許が割高になることもありますので、運転免許取得に費用をあまりかけられない人は、できるだけ合宿費用が安い時期を選んで利用するようにしましょう。