教習所費用のローン払いによるデメリット
免許費用を一括で払うのは難しい人のために、分割払いやローンなどので支払いが可能ですが、分割払いやローンにはどんなデメリットがあるのでしょう。借りる前にそのデメリットをしっかり把握し、理解した上で分割払いやローンの検討することをオススメします。
分割払いやローンは総支払額が多くなる
お金を借りた場合は、分割手数料や金利に応じた利息を支払うことになります。そのため分割払いやローンを利用して免許費用を支払うと、総支払額が多くなります。
例えば30万円を金利10%で借りた場合の総支払額は348,466円になります。
30万円で済むはずが、5万円近くも多く支払わなくてはいけません。これが分割払いやローンを組むということです。この支払額を少しでも少なくするには分割数や返済回数を減らす必要がありますが、それで月々の返済が苦しくなって返済できなくなっては意味がありません。
もし一括で支払いができるようであれば、分割払いやローンを使うのではなく一括で支払うことをオススメします。一括で支払えない場合は、頭金を多めに支払うなどして、どうすれば総支払額を減らすことができるか、借り入れをする金融機関に相談してください。
免許取得後も支払う必要がある
分割払いやローンを利用して免許取得を行った場合、分割払いの期間よりも早く卒業することがあります。当然ですがこの場合は、免許取得後もローンを支払い続けることになります。
多くの免許ローンが最大36回払いまで対応していますから、この場合は返済開始から3年間支払い続けるわけです。せっかく免許を取得したのに、ローンの返済が済んでいないため、車の購入に踏み切れないということもあります。
免許ローンを支払いつつマイカーローンも払うということも可能ですが、生活に余裕がないときの二重ローンは生活を圧迫することになり、自己破産などの財務整理につながる傾向にあります。
「ご利用は計画的に」とCMなどでよく耳にしますが、免許費用を分割払いやローンで払うためには無計画ではなく、きちんと返済計画を立ててから借りるようにしてください。
返済ができなくなるとブラックリスト入りする
分割払いやローンの返済ができなくなり、支払いの遅延が続くとブラックリスト入りしてしまいます。
ブラックリスト入りするとクレジットカードなどが使えなくなったり、追加のローンを組めなくなることがあります。新しくクレジットカードの契約もできなくなりますので、生活に不都合が生じることになります。
総支払額を下げたいために無理に月々の返済額を多くして、返済できなくなるということがよくあります。分割払いやローンで免許費用を支払う場合は、確実に返済できるプランでの借入を行うようにしましょう。